歯科診療における自由診療と保険診療の比較
中目黒南口改札より徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。
今回は頂いたご質問で、歯科診療時に話をもらう自費診療、自由診療って何が違うの?というのがありましたので、こちらをコラムにさせていただきます。
医科でもそうですが、歯科診療は、一般的に「保険診療」と「自由診療」の二つに大別されます。
これら二つの診療形態の違いや、それぞれのメリット・デメリットを理解し、患者様に適切なアドバイスをすることでよりよいお口の健康を考えることができます。
今回は、保険診療と自由診療の違いを明確にし、その上で自由診療の魅力について詳しく解説します。
一般的な内容となりますが、もし歯科診療の中で保険治療か自費診療でお悩みの方がいらっしゃれば、今回のコラムを参考にしていただけますと幸いです。
保険診療とは
保険診療とは、国民健康保険や社会保険が適用される診療のことです。ここ日本では、歯科診療の大部分がこの保険診療の枠内で行われています。保険診療の主な特徴を説明いたします。
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費用負担が軽減される: 患者様は診療費の一部を負担するのみ(割合は状況により変わりますが)で、残りは保険から支払われます。これにより、経済的負担が軽減されるため、多くの人が必要な治療を平等に受けることができます。
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標準化された治療: 保険診療では、治療内容や使用する材料が一律標準化されています。例えば、虫歯の治療においては、銀歯(パラジウム)やレジンといった一定の材料が使用されます。この標準化により、治療の質が均一に保たれる一方で、最新の技術や材料などの使用ができない場合もあります。
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基本的な治療がカバーされる: 虫歯の治療、歯周病の治療、抜歯、定期検診など多岐に渡り、日常的な歯科治療はほとんどが保険適用範囲内となっています。これにより、基本的な口腔ケアがどなたでも受けられるようになっています。日本の素晴らしい医療システムの一つと考えられます。
自由診療とは
では一方、自由診療は保険が適用されない診療のことを指します。患者様が全額を自己負担する形で行われるため、保険診療と比べて費用は高額になることが多いですが、当然その分多くのメリットがあります。以下で代表的な例をあげてご説明します。
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高度な技術と最新の材料が使用可能に: 自由診療では、保険の制限がないため、治療に用いるものは、最新の技術や材料を自由に使用できます。例えば、セラミッククラウンやインプラント治療、ホワイトニングなど、審美性や耐久性に優れた治療が提供されます。材質は保険のものと比較すると大きく異なります。
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個別にカスタマイズされた治療できる: 患者様一人一人のニーズに合わせたオーダーメイドの治療が可能です。例えば、噛み合わせの調整や歯並びの矯正など、その方の状態に応じた最適な治療を提供できます。また中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、患者様のカウンセリング時間などをゆったり設けております。そうすることにより、時間に縛られず、適切な治療方針を決めることができます。
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審美歯科にも対応: 自由診療では、見た目の美しさを重視した審美歯科の治療が受けられます。近年メジャーになっているセラミックやジルコニアといった高品質な材料を使用し、より自然な見た目を重視した医療の提供ができます。
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長期的な視点での治療が可能: 自由診療では、耐久性や長期的な健康を考慮したいわゆるロングスパンな治療が行われます。保険診療では対応が難しい場合でも、自由診療ならば長期的に安心して使える治療も可能です。
保険診療と自由診療の比較
上記の内容をわかりやすくするために、両者の比較を以下の表にまとめました。
特徴 | 保険診療 | 自由診療 |
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費用 | 保険適用により経済的負担が軽減 | 患者が全額負担、治療費が高額になることが多い |
使用材料 | 標準化された材料 | 最新かつ高品質な材料 |
技術 | 基本的な治療技術 | 高度な技術と最新の治療法 |
審美性 | 制限される | 高い審美性が追求可能 |
個別対応 | 標準的な治療 | 個別にカスタマイズされた治療 |
長期的効果 | 短期的な効果が多い | 長期的な効果を考慮 |
自由診療の魅力
自由診療には、保険診療にはない多くの魅力があります。
一見高額に見えますが、長期的な目でみるとほとんどの場合その恩恵を受けることができます。
その一例として、患者様の希望に合わせたカスタマイズが可能なことです。
例えば、審美歯科では、自然な見た目を追求するためにセラミッククラウンやラミネートベニアを使用します。これにより、魅力的で素敵な笑顔を見せることや人前にでるときに自信が持てるようになります。
また、インプラント治療が可能となるのも自由診療の大きな魅力です。
デンタルインプラントは、失った歯を補うための最先端の治療法であり、天然の歯に非常に近い機能と見た目を提供します。本ケースでは、インプラントは6本使用しています。保険診療ではブリッジや入れ歯がメインとなるのですが、欠点としてこれらは周囲の歯に負担をかけたり、見た目や使い心地に制限がある場合が多いです。一方、インプラントはそのような問題が少なく、長期的に見ても優れた選択肢です。当院中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、院長宍戸が日本口腔インプラント学会認定医のため様々な症例や治療方針の相談にご対応させていただきます。
さらに、自由診療では予防歯科にも力を入れることができます。意外かもしれませんが、現在日本の保険治療で予防歯科というのは基本NGとなっています。
ですが、以前コラムでもご説明したプロが行うプロフェッショナルな治療、PMTCのような歯周予防治療を行うことにより、将来的な歯の健康を維持することが可能となります。中目黒BIANCA歯科矯正歯科では予防歯科にも力をいれています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
歯科診療における保険診療と自由診療の違いを理解していただくことは、患者様にとっても治療を提供する歯科医院側にとっても重要です。
保険診療は経済的な負担を軽減し、基本的な治療を提供する一方で、自由診療は最新の技術や材料を使用し、個別にカスタマイズされた高度な治療、長期予後をもたらす治療を提供することができます。
東京都目黒区の中目黒BIANCA歯科矯正歯科が選ばれる理由
歯科医院は日本全国たくさんあります。その中で我々中目黒BIANCA歯科矯正歯科を患者様に選ばれる理由として、上記であげた自由診療をメインに様々な難症例やご相談にお応えさせていただいておいります。
特にインプラント治療・矯正治療・歯周治療・予防歯科・ワンデートリートメントに力を入れていおります。
歯を失った方、歯並びで悩んでいるなど歯科治療でお困りの方は是非中目黒BIANCA歯科矯正歯科までご相談くださいませ。
ご連絡お待ちしております。
中目黒駅徒歩1分の歯科・歯医者 『中目黒BIANCA歯科矯正歯科』
〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-1-2中目黒GTハイツ2F B2-2
監修
院長 宍戸 孝太郎
資格・所属学会
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
- SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
- SAC講師
- club SBC
- 日本口腔インプラント学会認定医
- 日本口腔外科学会会員