じ、人工のダイヤモンド!?ジルコニアの正体とは??徹底解説!|中目黒BIANCA歯科矯正歯科|中目黒駅の歯科・歯医者・矯正なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科

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じ、人工のダイヤモンド!?ジルコニアの正体とは??徹底解説!|中目黒BIANCA歯科矯正歯科|中目黒駅の歯科・歯医者・矯正なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科

ジルコニアとセラミックについて

こんにちは。

中目黒南口改札より徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。

上の写真の患者さんは物がうまくかめないということで当院に受診されました。

現在10年近くの経過を追っています。

時間やご費用をかけたたくさんの治療をさせていただきましたが、一番メインの治療は矯正、インプラント、ジルコニア治療でした。

前回は白い詰め物や被せ物、保険や自費診療に項目を分け、費用やメリットデメリットを解説させていただきましたが、

今回はよく頂く質問に、セラミックとジルコニアって何が違うの?どっちがいいの?そもそも違いって何?というものがあります。

今回のコラムでは、そのセラミックとジルコニアの違いを比較します。それぞれのメリット・デメリットも詳しく解説するので、ぜひご覧ください。

セラミック治療でお悩みの方やすでに治療を受けられた方も参考にしていただけますと幸いです。

先生、ジルコニアってなんですか?

ジルコニアについて解説します。

ジルコニアは「人工ダイヤモンド」として知られることが多く、その理由の一つは「非常に高い硬度」にあります。歯科治療では、詰め物や被せ物が割れたり削れたりすることがしばしば見られますが、ジルコニアは耐久性と強度に優れているため、このような問題が起こりにくいです。噛み合わせが強い方や、歯ぎしり・食いしばりをする方でも、ジルコニアが割れるリスクは非常に低いとされています。

 

しかし、オールジルコニア(ジルコニアのみで構成された材料)は、後述するセラミックと比較して透明度に劣る点がデメリットとして挙げられます。そのため、審美的な要求が高い前歯部の治療では、ジルコニアとセラミックを組み合わせたジルコニアセラミッククラウンが選ばれることが多いです。審美性が重要な場合、オールジルコニアよりもセラミックを使用した治療の方が適しているといえます。

ここで、ジルコニアのメリットとデメリットをまとめます。

ジルコニアのメリット

  • 高い硬度と強度が特徴で、長期間の使用に耐えやすい。
  • 噛み合わせや歯ぎしりが強い方にも適している。

ジルコニアのデメリット

  • 審美性が低い:オールセラミックと比較すると、色調や透明感が劣る。
  • 硬すぎるために対合歯の摩耗が懸念されることがある。

ジルコニアの選択は、強度と審美性のバランスを考慮し、患者さんのニーズに合わせた適切な材料選びが重要かと思います。

では一方でセラミックはどうでしょうか?

セラミックとは?

セラミックは、その名の通りセラミックです。ジルコニアもセラミックの一部ですが、素性がちがうのです。

歯科治療における詰め物や被せ物の材料として広く使用されています。陶器と同じ素材を基に作られ、天然歯に近い透明感や色調を再現できることが特徴です。セラミックは虫歯治療のみならず、金属で治療した部位の置換や、歯並び・形状の改善、変色した歯の修復にも用いられる効果的な治療法です。

セラミックのメリット

セラミックの主な利点は以下の4点です。

1. 高い審美性

セラミックの最も大きな利点は、審美的な美しさです。天然歯に極めて近い色調や透明感を持ち、周囲の歯とも自然に調和します。そのため、治療した箇所が見分けにくく、審美的に優れた結果が得られます。これに勝るもには現在歯科業界にはありません。

2. 歯茎の変色を防ぐ

金属の詰め物や被せ物では、長期間使用するうちに金属イオンが溶け出し、歯茎が黒ずむことがあります。しかし、オールセラミックは金属を一切使用しないため、歯茎の変色リスクがありません。

3. 金属アレルギーのリスクがない

セラミックは金属を含まないため、金属アレルギーを持つ患者にも安全に使用できます。生体親和性が高い素材であり、身体に対して刺激が少なく、長期的に安心して使用できることが特徴です。

4. 虫歯の再発リスクが低い

金属の詰め物や被せ物は、歯との密着性が低く、使用している間に接合部分に隙間が生じることがあります。この隙間に歯垢や歯石がたまり、二次虫歯を引き起こすリスクが高まります。一方で、セラミックは歯との接着性が非常に高く、隙間が生じにくいため、虫歯の再発リスクが低減します。さらに、セラミック表面は滑らかで汚れが付着しにくいため、予防効果が期待できます。

セラミックはとても素材ですが、完璧ではありません。

一方で、セラミック治療には以下のようなデメリットも存在します。

セラミックのデメリット

1. 高額な費用

セラミックは保険適用外の治療法がほとんどであるため、費用が高額になることが一般的です。保険適用の金属製の治療法と比較すると、患者様の負担は大きくなります。

2. 割れやすい

セラミックは陶器素材のため、物理的な衝撃に対して割れやすい性質があります。日常生活で割れることは稀ですが、歯ぎしりや食いしばりがある患者ではリスクが高まります。特に就寝時の無意識な歯ぎしりによってセラミックが損傷することがあり、こうしたリスクを軽減するためにナイトガードの使用が推奨される場合があります。

3. 健康な歯を削る必要性

セラミックは一定の厚みが必要で、薄い状態では破損しやすくなります。そのため、治療前に健全な歯質を削る量が比較的多くなることが欠点です。歯を削ることで、長期的に歯の寿命が短くなる可能性があるため、十分に説明を受けた上で治療を選択することが重要です。

ジルコニアとセラミックをそれぞれ説明させていただいたので、違いを表にまとめ、どのような方にそれぞれが適しているかを解説します。

セラミックとジルコニアの違い

まとめますと以下の通りです

審美性の違い

セラミックとジルコニアはどちらも審美性に優れていますが、セラミックはより高い透明感を持ち、自然な見た目を実現できます。ジルコニアも天然歯に近い色調や透明感を再現できますが、審美性の面ではややセラミックに劣ると考えられます。

強度の違い

強度に関しては、ジルコニアがセラミックを大きく上回ります。セラミックは割れやすい素材で、破損した場合には再治療が必要となり、追加の時間と費用がかかります。ジルコニアは非常に硬いため、割れにくく、特に奥歯の治療や歯ぎしり・食いしばりのある方に適しています。

費用の違い

セラミックとジルコニアはどちらも保険が適用されないため、費用は高額になります。費用差は大きくありませんが、ジルコニアの方がやや安価な傾向があります。実際に価格はクリニックごとに変わりますので、かかりつけの歯医者さんに相談してみてください。

では、それぞれ適している人、ケースはどのような人でしょうか。

セラミックは次のような方に適しています。

  • 前歯の治療を希望する方
  • 美しい見た目を優先したい方
  • 歯を長持ちさせたい方

セラミックは高い透明感を持ち、天然歯のような自然な色合いを再現できるため、特に目立つ前歯の治療に適しています。割れやすいというデメリットはありますが、審美性を重視する方にとって理想的な治療方法といえるでしょう。

ジルコニアは、次のような方に適しています。

  • 奥歯の治療を希望する方
  • 歯ぎしりや食いしばりの癖がある方
  • スポーツなどで歯に強い衝撃が加わる機会が多い方

ジルコニアは非常に高い強度を持っており、顔に強い衝撃を受けても割れる心配がほとんどありません。

また、ジルコニアは割れたり欠けたりすることが非常に少ないため、奥歯の治療や歯ぎしり・食いしばりの癖がある方にも向いています。中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、咬合安定を考え、ボトックスを併用することもあります。

ジルコニアをセットしたあとの再治療が不要であれば、その分費用の負担も軽減されます。強度を重視したい方に最適な選択肢と言えるでしょう。

セラミック・ジルコニア・オールセラミック治療なら東京都目黒区の中目黒BIANCA歯科矯正歯科へ

いかがでしたでしょうか?今回はセラミック、ジルコニアについてくわしくご説明いたしました。

中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、患者様の不安や痛みを取り除けるようさまざまな工夫をして治療を提供しています

そしてさまざま症例、審美治療を行っております。

また、当院ではカウンセリングや説明の時間を重視しており、ゆったりした時間を設け、患者様が治療の内容を十分に理解し、納得した上で治療に進むことができるように努めています。

セラミック・ジルコニア・オールセラミック治療をより詳しく知りたい方は、中目黒BIANCA歯科矯正歯科にてご相談・ご来院をお待ちしております。

 

中目黒駅徒歩1分の歯科・歯医者 『中目黒BIANCA歯科矯正歯科』

〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-1-2中目黒GTハイツ2F B2-2

【アクセス】

中目黒駅より徒歩1分

 

監修

院長 宍戸 孝太郎
中目黒BIANCA歯科矯正歯科
院長 宍戸 孝太郎

資格・所属学会

  • 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
  • SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
  • SAC講師
  • club SBC
  • 日本口腔インプラント学会認定医
  • 日本口腔外科学会会員