セラミックは虫歯にならない?銀歯と徹底比較します!
こんにちは。
中目黒南口改札より徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。
最近は涼しくなってきましたが雨が続いて嫌ですね。洗濯物がなかなか外に干せない日が続いています。
さて今回は、中目黒BIANCA歯科矯正歯科でも人気の治療メニュー、セラミックについてです。以前セラミック、オールセラミック、ジルコニアセラミックについてご説明させていただきました。
そのセラミックを素材とする歯は、天然の歯に近い白さや艶、透明感を持っているだけでなく、耐久性にも優れています。実はさらに、大きなメリットとして虫歯になりにくい点が挙げられます。これは、保険診療で用いられる銀歯にはない特徴なのです。意外にみなさんがご存じない情報を今回はお届けします!
なぜセラミックの歯は虫歯になりにくく、銀歯は虫歯になりやすいのでしょうか。
このコラムでは、セラミック歯が虫歯になりにくい理由や、そのメリットとデメリット、さらにセラミックの歯を長持ちさせるための方法について詳しく徹底解説します!よろしくお願いいたします。
えー!?セラミックは虫歯にならない?
ますはじめにセラミックの歯や銀歯のような人工物自体は虫歯にはなりません。ではなぜ、銀歯は虫歯になるのでしょうか?
セラミックの歯も銀歯も、虫歯を削った後に歯型を取り、それに合わせて詰め物や被せ物を装着しますが、治療時に虫歯を完全に除去できていなかったり、詰め物・被せ物と土台の天然歯との隙間から細菌が侵入すると、天然の歯が再び虫歯になることがあります。
こうした虫歯が進行すると、詰め物や被せ物が外れ、使用できなくなり、歯医者さんに駆け込む理由の一つとなりますね。
セラミックの歯は銀歯と比較して、虫歯の再発が起こりにくいと言われています。理由はいくつかあります。理由の一つは、セラミックの歯は、陶材でできているため、表面がとてもスムーズです。ツルツルということですね。プラークは、表面の粗造な部分につきやすいので、そもそもセラミック自体にプラークがつきづらいので虫歯になるいづらいです。歯肉ともヘミデスモソーム結合といって生体親和性がとても高く、馴染みがよいことも理由の一つです。
それ以外に、セラミック治療は、自由診療であるため、より精密に型取りが行われる点です。型取りの際、既成のトレイではなく個人に合わせたトレイを使用することができ、使用される型取りの素材なども自由に選べるため、より精度の高いものが作れます。
さらに、中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、デジタルと融合することでより精密な型取りを行うことができます。
またものができた後、セットする際には、より質の高い接着剤を使用することで、虫歯のリスクをより減らすことが可能です。こうした様々な点が、セラミックの歯の優れた耐久性につながっているのです。
では、銀歯がなぜ虫歯になりやすいか?なんとなく予想はつきますね。
銀歯の下に虫歯ができる理由
銀歯のメリットとして、費用を抑えられること、割れにくいこと、治療期間が短いことが挙げられます。
しかし、銀歯が使用されているのは、先進国で唯一日本のみで、セラミックの歯が一般的に10年から15年使用できるのに対し、銀歯は3年から5年で虫歯になってしまいます。そしてそれ以前に虫歯が原因で銀歯が使えなくなることもあります。神経を取らなくてはいけない状況や、場合によっては歯を抜かなくてはいけないということです。
銀歯で治療した歯が虫歯になりやすい理由は以下の通りです。
1. 材料に制限がある
銀歯は保険診療であるため、残念ですが、治療にかけられる時間や使用する材料に制限があります。銀歯と天然歯を接着する材料も、自由診療で使用されるものに比べるとまた制限があるため、歯との間に隙間ができやすく、虫歯のリスクが高まります。
2. 経年劣化
銀歯は日常的な使用により小さな傷がつきやすく、これが徐々に劣化を引き起こします。細かい傷に汚れが溜まり、細菌が繁殖し、虫歯の原因となることがあります。また、飲食物の温度変化も影響し、銀歯は金属であるため、熱を加えると膨張し、冷やすと収縮します。この膨張と収縮の繰り返しにより、天然歯との間に隙間が生じやすくなります。
3. 汚れが付きやすい
銀歯はわずかに帯電しているため、汚れが付着しやすい特性があります。さらに、小さな傷が多いため、そこに汚れが溜まりやすくなります。セラミックのように表面が滑らかでないため、丁寧にブラッシングしても汚れを落としにくく、総合的な結果として虫歯のリスクが高まってしまうのです。
患者様は外れるや取れる、痛みが出るなど症状がでないと、残念ながら気がつくことができません。
以下ではセラミックのメリット・デメリットをなるべくわかりやすくご説明いたします。
セラミックの歯のメリット
セラミックの歯には、虫歯を予防しやすいという点に加え、さまざまなメリットがあります。
1. 天然歯のように美しい仕上がり
銀歯は口を開けた際やニコッと笑顔になった時に目立ち、見た目が気になる方も多いです。一方、セラミック、特にオールセラミックは自然な艶や透明感があり、豊富な色味が選べるため、非常に美しい仕上がりになります。ジルコニアやe-maxなど、他の見た目の良い素材も選択可能です。中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、院内技工士がおり、適切なマテリアルをチョイスすることができます。
2. 耐久性が高い
セラミックの歯は一般的に耐久性が高く、一度治療を受ければ長期間使用できます。目安として、セラミックの歯は10年から15年の使用が期待でき、銀歯の2倍以上長持ちします。長い目でみると、治療や通院の負担を軽減できます。また中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、万が一トラブルが起きた際もきちんと保証もありますのでご安心ください。詳しくはスタッフにお申し付けください。
3. 選択肢が多い
セラミックの歯には、オールセラミック、ジルコニア、メタルボンド、e-maxなど、多様な素材があります。それぞれの素材は特性が異なり、見た目が優れているものや、奥歯にも適した硬さのものがあるため、患者さまの好みや治療部位、予算に応じて選択できます。上記しましたが、中目黒BIANCA歯科矯正歯科では院内技工士がいるため審美的なもの、キャラクターに際しても、その場で患者様の好みや色を好きにデザイン、チョイスすることができます。他のクリニック様との大きな違いはそこにもあります。
セラミックの歯のデメリット
セラミックの歯には、以下のようなデメリットもあります。
1. 自由診療のため費用が高い
セラミックの歯は保険診療の対象外であるため、銀歯に比べて費用が高くなります。一般的に銀歯は1本あたり2,000円から3,500円が目安ですが、セラミックの歯は8万円から18万円ほどかかります。費用の幅が大きいのは、セラミックの種類が多いためです。ハイブリッドセラミックは比較的安価で、1本4万円から12万円、強度が高いジルコニアは12万円から18万円が相場となります。詳しくは当ホームページの料金表をご覧ください。
2. 治療期間が長い
虫歯の治療をできるだけ早く終わらせたいと考える方には、セラミックの歯は銀歯よりも時間がかかることがあります。銀歯の治療は1~2週間で完了しますが、セラミックの歯は製作に2~3週間ほどかかることが一般的なのです。ですが、これも中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、なんと1日、それも1回で治療を終わらせることができます。それも院内技工ができる最大のメリットになっております。
3. メンテナンスの必要がある
セラミックの歯にすることで、以前のように噛むことができるようになりますが、やはり入れておしまいということはありません。治療後も定期的な通院が必要です。セラミックに不具合がないか、二次カリエスが発生していないかを確認したり、歯のクリーニングを受けたりする必要があります。過去に虫歯治療を受けた方は、虫歯のリスクが高いと判断される場合、1〜2か月ごとに通院しなければならないこともあります。中目黒BIANCA歯科矯正歯科では予防にも力をいれておりますので、メンテナンスの際もお任せください。
セラミックの歯を長持ちさせる方法
セラミックの歯はその耐久性が大きなメリットですが、実際にどれくらい長持ちするかは個人差があります。ですが、高価なものが口腔内に入れば、そのセラミックの歯をできるだけ長く使っていただきたいので、それをすこしでも長持ちできる方法を紹介します。
1. 歯科医院で衛生士さんの指導を受ける
セラミックの歯を長持ちさせるためには、毎日の丁寧なブラッシングが不可欠です。3食後にはしっかりと歯を磨くことを心がけましょう。また、正しい磨き方を学ぶことも重要です。磨きにくい箇所や磨き方の癖があるため、歯科衛生士にチェックしてもらい、ブラッシング指導を受けることをお勧めします。歯磨きに役立つ補助道具を紹介してもらうことで、効果をさらに高められます。
2. フッ素を使用する
フッ素は歯質を強化し、虫歯予防に効果的です。歯科医院では濃度の高いフッ素を塗布することができるので、定期健診の際にフッ素塗布を受けましょう。さらに、フッ素配合の歯磨き粉を日常的に使用することで、虫歯予防の効果が向上します。
3. 歯科医院でクリーニング、PMTCを受ける
セルフケアだけでは取り除けない歯石は、虫歯の原因となります。歯石の除去はセルフケアでは難しいため、歯科医院でクリーニングを受ける必要があります。それをPMTCと呼びます。過去ブログでも重要なのでご紹介しております。特に口腔内に問題を感じない場合でも、定期的に歯科医院のクリーニングに通うことで、虫歯菌の繁殖を防ぐことができます。
セラミック・ジルコニア・オールセラミック治療なら東京都目黒区の中目黒BIANCA歯科矯正歯科へ
いかがでしたでしょうか?今回はなぜセラミックは虫歯になりづらく、銀歯では虫歯になってしまうかについてくわしくご説明いたしました。
中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、患者様の不安や痛みを取り除けるようさまざまな工夫をして治療を提供しています。
そしてさまざま症例、審美治療を行っております。
また、当院ではカウンセリングや説明の時間を重視しており、ゆったりした時間を設け、患者様が治療の内容を十分に理解し、納得した上で治療に進むことができるように努めています。
セラミック・ジルコニア・オールセラミック治療をより詳しく知りたい方は、中目黒BIANCA歯科矯正歯科にてご相談・ご来院をお待ちしております。
中目黒駅徒歩1分の歯科・歯医者 『中目黒BIANCA歯科矯正歯科』
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中目黒駅より徒歩1分
監修
院長 宍戸 孝太郎
資格・所属学会
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
- SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
- SAC講師
- club SBC
- 日本口腔インプラント学会認定医
- 日本口腔外科学会会員