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インプラントが揺れる、痛む、腫れる?なぜ?失敗の原因とは
中目黒徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。
手術にはメリットがありますが、必ずデメリットもあります。インプラントについても同様です。
インプラントの失敗例など近い方から話を聞いたり、あるいはメディアなどを通じて知ることで不安を感じている方も少なくないかもしれません。
しかし、適切な治療を受けることで、インプラントの失敗を回避することが可能です。
中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、安心と安全を重視したインプラント治療を提供しています。
この記事では、インプラントの失敗事例とその原因について詳しく解説していきます。
もしインプラントの失敗が心配で治療をためらっている方や近くに悩んでいる方がいらっしゃる場合、ぜひ参考になさってください。
インプラントの代表的な失敗例とその原因
インプラント手術には、その過程において失敗となるような要因が隠れいます。
事例をあげて説明していきます。
インプラントが骨とくっついていない
こちらは他院で治療され、インプラントが揺れるということで当院にお越しになられた患者様です。
そもそも原因の一つにインプラントが十分に固定できていないという失敗があります。
インプラントは手術によって顎の骨に埋め込まれ、骨と結合することで固定されます。そのことを専門用語でオッセオインテグレーションといいます。
オッセオインテグレーションするには、数ヶ月ほどの時間を要します。
骨と十分に結合できていないと、歯が揺れたり脱落する可能性があります。
【原因①】そもそもインプラントが適切に埋め込まれていない
インプラントが適切に骨の中に埋め込まれていないことで、上手く骨と結合できない可能性が高くなります。
残念ながら、ここにメーカーなどは関係ありません。
また、埋め込む骨の硬さなどの質によって、インプラントと骨との結合しやすさが変わったりします。
そのため、インプラントは埋め込む深さや位置などを適切に見極めることが重要です。
術者で求められるのは、いかに適切なポジショニングができるかということです。
【原因②】過度なドリリングによる骨への損傷
インプラント手術に使用するドリルでの骨への損傷も原因のひとつです。
顎の骨に穴を開ける際、ドリルの速度が速すぎたりすると、骨に損傷を与えてしまい、インプラントと骨の結合が困難になることがあります。
骨の結合には血液が必要であり、骨に穴を開ける際に出血が少なかったりすると、あえて出血を促すような処置を追加したりします。
また、骨は熱にとても弱く、骨に穴をあける際に切削熱で骨がダメージを受け、結合が悪くなったりします。これをオーバーヒートといい、インプラントが埋入される部分の重要な骨が壊死することがあります、
インプラント周囲炎
手術後にインプラント周囲炎が発生すると、失敗のリスクが生じる可能性があります。
インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の組織が感染して、骨が溶けてしまっている状態のことです。
インプラント周囲炎が進行すると、インプラントを支える骨が周囲炎によって溶かされてしまい、最終的には支える力が弱まって脱落の可能性もあります。
これは原因は明らかで、歯周病菌によるものです。
歯がない=インプラントをするという認識は危険です。
そもそもなぜそうなったのか原因を考えること。そしてインプラント治療前に必ず歯周病治療してからでないと、悲しい結果を迎えることもあります。
当院では、歯周病の患者様には日本口腔インプラント学会認定医の宍戸が適切な歯周病治療を行い、その後手術計画へと移行していきます。
また同じように、衛生面での不良、メンテナンスの不足
インプラント周囲炎は、手術後の適切なメンテナンスが行われていない場合にも感染リスクが高まります。
自宅での適切な歯磨きや、クリニックでのプロフェッショナルによる定期的なメンテナンスが必要です。
痛みや腫れが手術後2週間を超えても引かない
通常どのような手術でも術後は、痛みや腫れが起こることがありますが、ほとんどが1〜2週間で治まります。
しかし、それ以上に痛みや腫れが続く場合は治療の失敗が疑われます。
【原因①】インプラントが適切に埋込されていない
先にもあげましたが、インプラント埋入が不適切な場合です。
痛みや腫れが続く場合、手術時の過程でのエラーの可能性が考えられます。
埋入位置が正確でないと、神経の損傷や他の周りの歯の歯根への影響による痛みが生じることあります。
【原因②】細菌感染による影響
インプラント周囲の組織が感染し、炎症を引き起こすことで痛みや腫れが長引くことがあります。
以前のコラムでも記載したとおり、タバコなどが原因のこともあります。
これは、治療前の衛生状態や手術後の口腔内ケアが不適切な場合に発生する可能性があります。
インプラントの破損
こちらは他院で破折したものの相談を頂いたケースになります
インプラントの頭の部分は、上部構造と呼ばれ、それを形成する素材は、ジルコニアや他のセラミックなど耐久性を持つものが使用されています。
通常は10年以上の寿命が期待されます。
しかしながら、寿命よりも短い使用期間内にインプラント体(フィクスチャー)や上部構造が割れるなどの破損が生じるのであれば、治療に失敗した可能性が考えられます。
【原因①】ポジショニング不良不適切な噛み合わせ
埋入ポジションや設計上難しい場合
かみ合わせの不適切につながる可能性があります。
インプラントは天然歯と異なり、歯根膜がないため、噛み合わせの調整がシビアです。そのため過度な負担がかかる調整となると、割れや脱落などの問題が発生する可能性が高まります。
【原因②】インプラントの固定不良
破損や脱落などの問題は、インプラントの固定が適切でない場合にも生じることもあります。
その場合もやはり噛み合わせが関係していることが多いです。
インプラントは、骨に埋め込まれる「インプラント体」と、上部の「上部構造」、そしてこれらを連結する「アバットメント」で構成されます。
上部構造には2種類の方法があり、セメントでつけるかスクリューでつけることになります。
そこがしっかりしていないと人工歯が安定せず、破損や脱落の原因となります
中目黒BIANCA歯科矯正歯科のインプラントが選ばれる理由
インプラントの失敗は、医療を行う上で仕方がないことですが、残念ながら治療が不十分な場合に起こってしまいます。
中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、インプラント治療のリスクを限りなく少なくするため、適切な検査と責任をもった治療を提供しています。
また、当院では、患者様一人ひとりの歯や骨の状態に合わせて、最適な治療プランを提案しています。
カウンセリングや説明の時間を重視しており、ゆったりした時間を設け、患者様が治療の内容を十分に理解し、納得した上で治療に進むことができるように努めています。
インプラント手術をご検討中でより詳しく知りたい方は、中目黒BIANCA歯科矯正歯科にてご相談・ご来院をお待ちしております。
日本口腔インプラント学会認定医 宍戸 がコンセプトと責任を持った治療をお約束いたします。
中目黒駅徒歩1分の歯科・歯医者 『中目黒BIANCA歯科矯正歯科』
〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-1-2中目黒GTハイツ2F B2-2
【アクセス】
中目黒駅より徒歩1分
監修
院長 宍戸 孝太郎
資格・所属学会
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
- SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
- SAC講師
- club SBC
- 日本口腔インプラント学会認定医
- 日本口腔外科学会会員