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インプラントの手術に関して
中目黒徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。
インプラントは、ブリッジなどと比較し、歯を削る必要がなく、失った歯を取り戻すための方法としてメリットはありますが、その一方で外科手術が必要というデメリットもあります。
手術が必要となると、多くの方々が手術に必要な時間や負担について不安や疑問を抱かれることと思います。
今回では、インプラントの手術時間や手術の流れについて説明していきます。
インプラント手術がどんなことをするのかわからなくて不安に感じている方はぜひ参考になさってください。
インプラントの手術時間はどれくらいだろう?
インプラント手術の所要時間は、医師の技術力や患者様の個別の状態によって異なりますが、一般的には1本あたり30-60分程度です。
一度の手術で治療を受ける歯の本数が増えると、それに比例して手術時間も延びる傾向があります。
当院では、手術によってはサージカルガイドを設けておりますので、早いものですと15分から30分程度で終えることができます。
もちろん手術は時間を競うものではなく、以下に予後を考えた、きちんと計画通りの施術がなされるかが重要となりますが、患者様が不安になられるであろう
手術時間が短いことに越したことはありません。
ともなって、腫れや痛みも少ないことが特徴としてあげられます。
ただし、手術当日の状況や患者様の状態によっては、目安の時間よりも短く済む場合や長くかかる場合もあります。
また、インプラントを埋め込む手術の前に、骨を増やす骨造成の処置が必要な場合は、難しく60分〜程度の手術時間が目安です。
事前に骨だけを作りに行くケースもございます。その場合はそもそも手術難易度が高いため、相応の時間を要する場合もございます。
インプラント手術の流れ
インプラント手術には、通常1回法ないし2回法があります。
さらに昨今では、即日インプラントという方法もあります。こちらは後ほど詳しく後述します。
当院では1回法と即日インプラントをメインとしておりますが、骨の状態、歯肉の状況に応じて手術内容を計画します。
1回法
1回法は、手術を1回のみ行う治療法です。
1回法の手術は一般的に、以下の手順に従って進行します。
①歯肉を切開
②インプラントを顎の骨を露出させ、骨膜を除去します。
③インプラントに合うホールを開け、インプラント体(フィクスチャー)の埋入
顎の骨にドリルで穴をあけ、その穴に人工歯根であるインプラント体を埋め込みます。このインプラント体(フィクスチャー)が、将来的に上部構造を支える土台となります。
術者がこの時の骨の状態をいかに把握できるか
ここがインプラントの将来性をわけるポイントとなります。
もっといってしまうと、ここで術者の技量が大きくわかれます。
当院は日本口腔インプラント学会認定医の宍戸が執刀いたします。
インプラント埋入時、今までは手指での感覚でのみ、その判断となっており、当然それも必要になってくるのですが、
現在はどのくらい安定しているか磁力を用いて数字化することができ、当院ではそちらを使用して安心、安全を期しています。
④ヒーリングアバットメントを装着
インプラント体が適切に埋め込まれたら、その上にヒーリングアバットメントと呼ばれる歯肉を安定させる器具を装着します。
アバットメントはインプラント体と上部構造を連結させる役割があり、1回法の場合、インプラント埋入手術の際にこのアバットメントを歯肉から出した状態となり
⑤縫合終了(周りの切開した歯肉はしっかり縫合して閉じます)
手術後、インプラント体と骨が結合するまで一定の期間を待ち、結合が確認されたら上部構造を取り付けて治療は完了です。
一般的には3から4ヶ月(12週から16週)後に最終セットなりますが、当院では早いと8週で最終補綴物をいれることがあります。
2回法
【一次手術】
歯肉を切開し、インプラント体を埋め込むまでの一連の手順は、1回法と同様です。
しかし、その後はヒーリングアバットではなく、カバースクリューと呼ばれる蓋をして、インプラント体を完全に歯茎の下に隠すようにして縫合、終了となります。
手術後は、1回法と同じく、骨とインプラント体が結合するのを待つ必要があります。一般的には3から6ヶ月かかることがあります。
骨との結合が確認されたら、2回目の手術予定となります。
当院では、骨の状態や難しい症例でこの術式を選択することがあります。
【二次手術】
2回目の手術では、歯肉を再び切開しインプラント体を露出させて、アバットメントを取り付けます。
アバットメントが装着されたら、歯肉の状態が安定するのを待って上部構造を取り付けて治療は完了です。これは10分程で終わります。
この時、歯肉が足りない方は、上顎の歯肉をインプラントの周りの歯肉に移植する場合もあります。(遊離歯肉移植術といいます)
当院では、歯周形成外科が得意分野となっておりますため、長期安定予後に必要なオプションをご提案する場合があります。
その場合手術時間は60分程かかることが多いです。
インプラントにかかる治療期間
インプラントが完了するまでには、医院によって異なると思いますが、一般的には3ヶ月〜6ヶ月程度の期間が必要です。
手術そのものは比較的短い時間で行われますが、その後のインプラントが顎の骨としっかりと安定させるための充分な治癒期間が必要となります。
そのため、インプラント治療は他の虫歯治療などの一般的な歯科治療と比較すると治療期間が長くなる傾向があります。
治療方法の選択、インプラントの本数、顎の骨の状態などによって治療期間が異なるため、正確な治療期間についてはクリニックにご確認いただくことをおすすめします。
中目黒BIANCA歯科矯正歯科での特徴
中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、日本口腔インプラント学会認定医によるインプラント治療を提供しています。
当院では、上記で説明した以外のインプラントについても行っております。
以下で説明していきます。
手術は1回法、2回法、即時インプラントの3種類
中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、先述した「1回法」「2回法」に加えて、「即日インプラント」の手術にも対応しています。
即日インプラントとは「抜歯即時インプラント」といい、1日で抜歯直後にインプラントの埋入・アバットメントの取り付け・仮歯の装着まで行う治療法です。
1回法、2回法と比べて治療にかかる期間が短く、歯がない期間がないのが特徴です。多くは前歯部に用いられる方法です。
ただし、この治療法は、通常のインプラントと比較して、技術難易度が高く、シビアな結果が求められます。
なので昨今では即時インプラントを推奨する医院様もございますが、インプラント埋入本数は経験をご確認されるのことをお勧めいたします。
また、すべての状況に適応というわけではなく、歯の状態や治療を行う歯の本数によって、対応可能な治療法は異なるため、その診断力が重要となります。
当院では、事前の検査や診断を慎重に行い、患者様に最適な治療法をご提案させていただきます。
(症例 術前)
(術中)
(述直後)
(最終治療)
痛みの少ない治療
難易度の高い治療への対応
上記に関してもとても長いコラムになっていしまいますので、また次回以降の記事で症例など交えてお伝えします。
インプラント治療なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科へ
インプラント手術に要する時間は、歯の状態や処置を要する歯の本数によって異なり、時間もかわってきます。
手術の内容は個々の患者様によって異なりますので、ご自身の歯や骨の状態を理解し、どのような手術、時間、費用が必要かをしっかり把握することが大切です。
中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、患者様一人ひとりの歯や骨の状態に合わせて、最適な治療プランを提案しています。
また、当院ではカウンセリングや説明の時間を重視しており、ゆったりした時間を設け、患者様が治療の内容を十分に理解し、納得した上で治療に進むことができるように努めています。
インプラント手術をご検討中でより詳しく知りたい方は、中目黒BIANCA歯科矯正歯科にてご相談・ご来院をお待ちしております。
中目黒駅徒歩1分の歯科・歯医者 『中目黒BIANCA歯科矯正歯科』
〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-1-2中目黒GTハイツ2F B2-2
【アクセス】
中目黒駅より徒歩1分
監修
院長 宍戸 孝太郎
資格・所属学会
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
- SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
- SAC講師
- club SBC
- 日本口腔インプラント学会認定医
- 日本口腔外科学会会員