セラミックやジルコニアの歯の色は変わるの?原因や防ぐ方法を徹底解説します
中目黒徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。
外はとても寒くなりましたねー。世間ではインフルエンザも流行り始めました。特に乾燥には気をつけたいですね!
さて、前回に引き続き今回もセラミックについてのコラムになります。
セラミックの歯は、その美しい見た目や高い耐久性から、多くの方に選ばれる人気の素材です。しかし、セラミックの歯を検討している方の中には、「セラミックの歯の色は変わるのか?」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、セラミックの歯は銀歯などに比べて費用が高いことから、できるだけ綺麗な状態を長く保ちたいと考えるのは自然なことです。
この記事では、セラミックの歯が変色する可能性について詳しく解説します。また、セラミックの歯の美しさを維持するための具体的な方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずはジルコニアなどセラミックの色の特徴についてご説明します。
セラミックの歯の色の特徴
セラミックの歯は、その審美性と耐久性から多くの人に選ばれており、特に色の美しさや自然な仕上がりが大きな魅力です。ここでは、セラミックの歯の色に関する特徴について詳しく解説します。
天然歯のような透明感を再現
セラミックは光を適度に透過する特性があり、天然歯に近い透明感を再現できます。このため、周囲の歯と自然に調和した美しい仕上がりが期待できます。
また、セラミックは患者さん一人ひとりの歯の色に合わせて色調を細かく調整できるため、治療部分が周囲の歯と馴染みやすく、違和感のない自然な見た目を実現します。中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、技工士が常在しているためこの再現性が最も特徴的と言えます。
患者様の満足行く歯を入れることが可能となります。
歯茎との調和が優れている
セラミックは歯茎の色とも自然に調和するため、特に前歯の治療において高い審美性を発揮します。さらに、変色しにくい素材のため、今日入れたものと比較しても、一年後など時間が経っても美しい見た目を維持することが可能です。
金属を使用しないセラミックは、金属アレルギーの心配がないだけでなく、金属による歯茎の黒ずみも回避できます。その結果、より天然歯に近い美しい仕上がりを長く保つことができます。
安定した色合いを長期間維持
こちらもセラミックの利点ですが、セラミックは、コーヒーや紅茶などの着色しやすい飲食物の影響を受けにくい性質があります。適切なメンテナンスを行うことで、治療直後の色や艶を長期間保つことが可能です。
日々のケアと定期的なチェックを続ければ、セラミックの歯は美しい色合いと自然な輝きを維持しながら、長く安心して使用することができます。
では、セラミックの色はかわるのでしょうか?
セラミックは表面が滑らかで、着色しにくい性質を持っています。そのため、結論から言うとコーヒーや紅茶、タバコなどの色素による沈着に強く、変色しにくい点が特徴です。
ただし、選ぶセラミックの種類によっては、色が変化する可能性があります。たとえば、歯科用プラスチックであるレジンとセラミックを組み合わせて作られたハイブリッドセラミックは、レジンを含んでいるため変色しやすいとされています。
また、長期間使用する中で表面に細かい傷がついたり、光沢が失われたりすることで、見た目に変化が生じる場合もあります。
具体的に変色してしまう事象を記載します。
セラミックの歯の色が変わる原因
それでも色に変化が起きる場合は以下のような場合が考えられます。
喫煙の影響
タバコのヤニがセラミックの表面に付着し、見た目の変化を引き起こす場合があります。特にハイブリッドセラミックは、喫煙による変色のリスクが高いため注意が必要です。禁煙することで、セラミックの美しさだけでなく、口腔全体の健康維持にもつながります。
着色しやすい食品や飲料
コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど、濃い色の食品や飲料がセラミックの見た目に影響を与えることがあります。これらを頻繁に摂取する方は、特に日常的なケアに気を配ることが重要です。
長期間の使用による変化
ハイブリッドセラミックの場合、長期間の使用によって表面の光沢が失われ、透明感が減少することがあります。これにより、見た目に変化が生じることがあります。
メンテナンス不足
日常的なブラッシングだけでは汚れを完全に落とすことが難しい場合があります。プロフェッショナルクリーニングを定期的に受けないと、微細な汚れが蓄積し、セラミックの美しさが損なわれる可能性があります。
接着剤の劣化と汚れ
セラミックの歯は天然歯に接着剤で固定されています。この接着剤が経年劣化や汚れの蓄積によって変色し、セラミック全体の見た目に影響を与えることがあります。特に接着部分が目立つ場合、歯の色合いがくすんで見えることがあります。
日常的な汚れと着色
セラミックの表面は滑らかで汚れが付きにくいですが、日々の使用で細かな傷がつくことがあります。この傷に汚れが溜まりやすくなり、茶渋やタバコのヤニ、食品の着色成分が蓄積することで見た目がくすむことがあります。
金属製の土台の問題
セラミックの内部に金属製の土台を使用している場合、時間の経過とともに金属が酸化して歯茎が黒ずんだり、セラミックの色味が暗く見えることがあります。また、セラミックが剥がれることで見た目に影響を与える場合もあります。
歯茎の後退による露出
歯茎が後退すると、セラミックの下部や接着剤が露出し、それが見た目に影響を与えることがあります。加齢や歯周病による歯茎の退縮が原因で、接着部分が目立つようになり、歯全体の美しさに影響することがあります。
それではそれを防ぐにはどうしたらよいでしょうか?最後に予防法についてです。
変色を防ぐ方法、予防法について
セラミックの歯は変色しにくい特徴を持っていますが、適切なケアを行うことで、さらに長期間にわたって美しい状態を維持することが可能です。素材選びや日常生活での工夫によって、色の変化を効果的に防ぐことができます。以下に、セラミックの歯の美しさを保つための具体的な方法をご紹介します。
素材選びにこだわる
セラミックにはオールセラミックやジルコニアなど、さまざまな種類があります。特にジルコニアは、変色しにくく耐久性にも優れているため、審美治療でよく選ばれる素材です。また、その透明感によって、天然歯に近い自然な見た目を保つことができます。
内部に金属を使用しないメタルフリーのセラミックを選ぶことで、金属の酸化による変色や歯茎の黒ずみを防ぐことも可能です。どの素材が自分に適しているか、歯科医師とよく相談して選びましょう。
日々の口腔ケアを徹底する
セラミックの歯の色を長持ちさせるには、毎日の口腔ケアが欠かせません。柔らかい毛の歯ブラシを使い、優しく丁寧に磨くことで、セラミック表面に傷がつくのを防ぎます。また、研磨剤が含まれていない歯磨き粉を選ぶと、表面を傷つけずに清潔さを保てます。
フッ素配合の歯磨き粉を使用すれば、天然歯を守りながら、口腔内全体の健康も維持できます。さらに、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、接着部分や歯間に汚れが溜まるのを防ぐことができます。
着色を防ぐ工夫をする
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど、着色しやすい飲食物を摂取した後は、すぐに水で口をすすぐ習慣をつけましょう。また、ストローを使うことで飲み物が歯に直接触れるのを減らすことも有効です。
定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングは、日常の歯磨きでは落とせない汚れや着色を除去するのに効果的です。セラミック表面の汚れを定期的に取り除くことで、光沢を保ち、長期間美しい状態を維持できます。
また、歯科医院で定期的にチェックを受けることで、変色や摩耗が進行する前に対応が可能です。セラミックだけでなく、天然歯や歯茎の状態も確認することで、口全体の健康を保つことができます。中目黒BIANCA歯科矯正歯科では予防治療にも力をいれています。その方によって頻度やメインテナンス方法は異なります。
喫煙を控える
喫煙はセラミックの歯に着色汚れを引き起こし、見た目に悪影響を与える原因となります。禁煙することで、セラミックの美しさを維持できるだけでなく、口腔全体の健康維持にもつながります。
長く美しい状態を保つために
適切なケアと習慣を取り入れることで、セラミックの歯はより長期間にわたって美しい見た目を維持できます。歯科医師のアドバイスを受けながら、日常のケアを徹底することで、セラミックの特性を最大限に活かしましょう。
セラミック・ジルコニア・オールセラミック治療なら東京都目黒区の中目黒BIANCA歯科矯正歯科へ
いかがでしたでしょうか?前回同様今回もセラミック、ジルコニアについて、特に変色やその予防についてくわしくご説明いたしました。
中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、個室空間で、インプラントや矯正などさまざま症例、審美治療を行っております。
また、当院ではカウンセリングや説明の時間を重視しており、ゆったりした時間を設け、患者様が治療の内容を十分に理解し、納得した上で治療に進むことができるように努めています。
セラミック・ジルコニア・オールセラミック治療をより詳しく知りたい方は、中目黒BIANCA歯科矯正歯科にてご相談・ご来院をお待ちしております。
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監修
院長 宍戸 孝太郎
資格・所属学会
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
- SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
- SAC講師
- club SBC
- 日本口腔インプラント学会認定医
- 日本口腔外科学会会員