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ホワイトニングについて
こんにちは。
中目黒南口改札より徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。
当院には矯正やインプラント以外の審美、たとえばホワイトニングにも多くの患者様にご来院いただいております。ホワイトニングの質問もいただくのですが、その中でもそんなホワイトニングができない歯やホワイトニングができない方について解説します。今回は、ホワイトニング以外の歯を白くする方法もご紹介するので、今後歯を白くされることにご興味がある方はぜひご参考にお願いいたします。
では早速ホワイトニングからご説明いたします。
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯の表面に過酸化水素を含む薬剤を塗布し、歯の黄ばみや黒ずみを化学的に分解して白くする審美歯科の治療法です。
ホワイトニングには、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が施術を行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅で患者様自身が行う「ホームホワイトニング」の2種類があります。オフィスホワイトニングは、濃度の高い薬剤を使用するため、短期間で効果が出やすいのが特徴です。
一方、ホームホワイトニングは、ご自身のライフスタイルに合わせて手軽に行えるメリットがあります。どちらも利点と課題があるため、ライフスタイルや希望に合わせて最適な方法を選択することが大切です。
では、全部の歯にホワイトニングはできるのでしょうか?答えは、否!!です。
詳しく説明しますね。
では、ホワイトニングできない、しづらい歯とは?
ホワイトニングができない、もしくは効果が出にくい歯について説明します。
抗生物質で変色した歯
これはテトラサイクリン歯と呼ばれ、最近でこそ減りましたが、過去子どもの頃にテトラサイクリン系の抗生物質を服用したことが原因で変色した「テトラサイクリン歯」は、ホワイトニングの効果が出にくいことがあります。このタイプの歯は、グレーがかった色や縞模様が特徴で、通常の歯とは見た目が異なるため、ホワイトニングの反応が低い場合があります。
欠けている、亀裂のある歯
歯に欠けや亀裂がある場合、ホワイトニングは難しいことがあります。ホワイトニング剤が歯の欠けた部分から内部に浸透し、神経に悪影響を与える可能性があるため、痛みやしみる症状が出やすくなるのです。
虫歯
ホワイトニングを行う前には、虫歯がないかを確認する必要があります。虫歯がある状態でホワイトニングを行うと、歯や歯ぐきにダメージを与える可能性があるため、まず虫歯の治療を優先する必要があります。ホワイトニングの薬剤で虫歯は治りません。
神経を取っている失活歯
神経を取った失活歯は、ホワイトニングの効果が期待できません。ホワイトニングで白くなるのは、神経が生きている健康な歯だけです。もしその歯だけなんとかしたい場合は、ウォーキングブリーチと呼ばれるまた別のホワイトニングや、人工の歯をかぶせるなどして、色を合わせにいくことで改善をみつけます。
被せ物やブリッジなどの人工歯
被せ物や詰め物、ブリッジなどの人工歯に、残念ながらホワイトニングの効果はありません。ホワイトニングが効果を発揮するのは、天然歯に限られます。人工歯がある場合、天然歯のみが白くなるため、見た目のバランスを保つために人工歯を作り直す必要が生じることもあります。
では、全身状態に注意が必要だったり、お口の中がどんな状態の人は気をつけた方がいいのでしょうか?
ホワイトニングに注意が必要な方
全身状態で気をつけなくてはいけないこともあります。
知覚過敏のある方
これがもっとも多く、一番注意する点かもしれません。ホワイトニング剤は、その薬剤ゆえに知覚過敏がある方には刺激が強く、痛みやしみる感覚が出やすくなります。知覚過敏がひどい場合は、まずその治療を優先することが推奨されます。ただし、ホワイトニング剤の濃度を低くすることで、症状が緩和され、施術が可能になることもあります。知覚過敏がある場合は、事前に担当の歯医者さんに相談すると良いでしょう。中目黒BIANACA歯科矯正歯科では、しみがでにくいよう、施術前に知覚過敏抑制のマウスピース型のシートで対応することも可能です。もちろん術後の使用も可能です。ご興味のある方はお声がけください。
無カタラーゼ症の方
こちらは馴染みのうすい言葉ですが、実は無カタラーゼ症の方は、過酸化水素を分解する酵素であるカタラーゼを体内で作ることができません。そのためホワイトニング剤に含まれる過酸化水素が体内に入った際、分解ができず、悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、無カタラーゼ症の方にはホワイトニングは適していません。こちらは禁忌となります。
歯肉炎・歯周病・虫歯のある方
ホワイトニングの前に、歯肉炎や歯周病の治療を優先しましょう。特に、歯ぐきに出血や痛みがある状態でホワイトニングを行うと、症状が悪化しやすくなります。ホワイトニングは見た目の改善が主な目的ですが、歯周病を放置すると最終的には歯と同時に健康を失うリスクが高まります。まずは歯周病の治療を優先することが重要です。虫歯も同様です。
妊娠中・授乳中の方
必ずしもではありませんが、妊娠中や授乳中は、できるかぎりホワイトニングを控えることをお勧めします。母体や胎児・乳児への影響を避けるため、身体がデリケートなこの時期は無理をせず、安全第一で考えるべきです。できる範囲でマタニティライフを楽しむよう心がけましょう。
光線過敏症(光線アレルギー)のある方
光線アレルギーをお持ちの方は、オフィスホワイトニングで使用されるブルーライトに反応し、赤みやかゆみなどのアレルギー症状が出ることがあります。この場合、ブルーライトを使用しないホームホワイトニングを検討することが推奨されます。中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、光を一才使わず、かつ歯を白くすることが可能な薬剤を使用しています。ぜひお試しください。
被せ物やブリッジなどの人工歯
上記した通り、ホワイトニングは天然歯にのみ効果があります。残念ながら、被せ物やブリッジなどの人工歯にはホワイトニング剤の効果が期待できません。人工歯がある場合、天然歯だけが白くなることで見た目に違和感が生じるため、場合によっては人工歯を作り直す必要があるかもしれません。
では、上記の方で注意やホワイトニングができないよという方におすすめの治療はあるのでしょうか?
ホワイトニングができない方でもおすすめの治療法
上記のように、ホワイトニングが体質的に難しい方や、ホワイトニング以外の方法で歯を白くしたい方もいらっしゃるでしょう。そんな場合に有効な方法をいくつかご紹介します。
ますは歯科医院でのクリーニング、pmtcを受ける
歯自体を白くするというより、表面の汚れを除去して綺麗に見せる方法ですが、歯科医院でのプロによるクリーニングが効果的です。それをPMTCと呼びます。過去のブログでも説明しておりますので、ご参考ください。コーヒーや紅茶など色の濃い飲み物による着色汚れ、ステインは、歯の表面に蓄積されます。定期的なクリーニングを受けることで、これらの着色を取り除き、元の自然な白さに戻すことができます。クリーニングは見た目だけでなく、虫歯や歯周病の予防にも役立ちますので、定期的な通院をお勧めします。中目黒BIANCA歯科矯正歯科では予防にも力を入れております。
ラミネートベニア
歯の表面をほんのわずかに削り、セラミック製:ジルコニアやオールセラミックなどの薄い歯を貼り付ける方法です。女性の方は、付け爪を想像するとわかりやすいかもしれません。ラミネートベニアは、ほとんど歯を削らずに美しい見た目を実現でき、セラミックのため変色しにくいという特徴があります。短期間で審美的な改善を望む方に適した治療法です。
ジルコニア・オールセラミック
セラミックの被せ物を使用して、歯を白くする方法です。ラミネートベニアよりも多く歯を削る必要がありますが、その分、色や透明感を細かく調整できるため、非常に高い審美性が得られます。ジルコニアやオールセラミックなどセラミックは経年劣化しにくい素材なので、長期間にわたって美しさを保つことが可能です。ただし、健康な歯をある程度削る必要があるため、慎重に検討することが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。実は、ホワイトニングはすべての方に適応できるわけではありません。虫歯や歯周病がある場合は、まずその治療を優先する必要があります。審美的なものより健康をとりましょう。また、人工歯はホワイトニングの効果がないため、ホワイトニング後に天然歯と色を揃えるために作り直すと、より美しい仕上がりとなります。
光線アレルギーなどの理由でホワイトニングに不安がある方は、事前に歯科医師としっかり相談することをお勧めします。ホワイトニングが体質的に難しい方でも、ラミネートベニアやセラミック治療などを使えば、歯を白く見せることが可能です。
ぜひこのコラムを参考にしていただけますと幸いです。
ホワイトニングなら中目黒BIANCA歯科矯正歯科へ
中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、ご自宅、クリニックどちらでもホワイトニングの対応が可能です。そのほかビタミンc点滴や脂肪溶解など審美にも力を入れております。今回のホワイトニングについて詳しく知りたい方は、中目黒BIANCA歯科矯正歯科にてご相談・ご来院をお待ちしております。
中目黒駅徒歩1分の歯科・歯医者 『中目黒BIANCA歯科矯正歯科』
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中目黒駅より徒歩1分
監修
院長 宍戸 孝太郎
資格・所属学会
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
- SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
- SAC講師
- club SBC
- 日本口腔インプラント学会認定医
- 日本口腔外科学会会員