マウスウォッシュの使い方は?正しい使用法を徹底解説!|中目黒BIANCA歯科矯正歯科|中目黒駅の歯科・歯医者・矯正なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科

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マウスウォッシュの使い方は?正しい使用法を徹底解説!|中目黒BIANCA歯科矯正歯科|中目黒駅の歯科・歯医者・矯正なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科

マウスウォッシュについて

こんにちは。

中目黒南口改札より徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。

洗口液(マウスウォッシュ)は、口腔衛生管理の一環として使用される液体製品で、口腔内を清潔に保ち、爽快感を与えたり、口臭を予防する目的で使用されます。これと似た製品に、液体歯磨き(デンタルリンス)がありますが、両者には実は異なる役割があります!

今回は、我々歯科医の視点から、洗口液と液体歯磨きの違いと、それぞれを効果的に使用する方法について解説いたします。

薬局などでお買い物に迷った時など参考にしてみてください。

そもそ洗口液と液体歯磨きの違い

まず結論から先にお伝えいたします。

洗口液(マウスウォッシュ)とは、口を爽快にしたり口臭を防いだりなど、歯みがきの補助として使用されるもの

液体歯磨き(デンタルリンス)とは、歯みがき剤の代わりとしてブラッシングと一緒に使用するもの

細かく説明していきますね。

洗口液とうのは、口の中を爽やかに保ち、口臭を防ぐために、あくまで歯磨きの補助として使われるアイテムです。

一方、液体歯磨きは、歯ブラシと併用して使う歯磨き剤の代替品です。液体歯磨きの利点として、ペースト状の歯磨き剤に比べて成分が口の隅々まで行き渡りやすく、また、研磨剤が含まれていないため、歯や歯ぐきをより優しくケアできる点が挙げられます。

どちらのアイテムも、使用後に水で口をすすぐ必要がないため、昨今では、台風や地震などでインフラが乱れた災害時にも重宝します。

日常のホームケアでは、ブラッシングだけでなく、洗口液などを活用することで、口腔内の衛生状態をより効果的に保つことができます。

あまり知られていませんが、実はこれにより、初期の虫歯であれば「再石灰化」作用を促進し、歯の修復を助けることができます。

初期虫歯を元の綺麗な歯の状態に戻す働き「再石灰化」とは?

私たちの口腔内では、歯を溶かしていく「脱灰」と、修復を行う「再石灰化」という状態が常に繰り返されています。

このバランスが取れている限り、歯は健康な状態を保つことができます。しかし、甘いお菓子やご飯などの糖質を頻繁に摂取したり、適切な口腔ケアを怠って歯垢、いわゆるプラークが長時間歯に付着するなど、脱灰が進みやすい環境が続いてしまいますと、再石灰化の速度が追いつかずに初期虫歯へと進行してしまうことがあります。

初期虫歯Coという段階であれば、まだ諦めないで大丈夫です!

「初期虫歯」とは、歯垢(プラーク)から放出される酸によって歯のミネラルが溶け出し、歯の表面から少し内側まで密度が低下した状態で、まだ穴があく前の段階です。歯科的にはC0と呼ばれる状態をさします。C0はCゼロではなく、Cオーと呼びます。オーは英語のObservationの略で、観察が必要なむし歯という意味です。この段階で、再石灰化が脱灰を上回ると、嬉しいことに、歯は修復されて元の状態に戻ります。

「初期虫歯」は適切なホームケアで修復可能ですが、進行して「軽度の虫歯」になると、残念ながら歯科医院での治療、削ったり詰めたりというものが必要になります。

初期虫歯こそ、ホームケアが重要です

歯垢にはさまざまな菌が含まれており、その細菌が作り出す毒素は、粘着性が高く歯の表面にしっかりと付着するため、水でうがいをするだけでは簡単に取り除くことができません。初期虫歯を防ぐためには、ブラッシングで歯垢をしっかりと機械的に取り除き、フッ素配合の歯磨き剤を使用することが重要です。

また、洗口液を使ったこまめなホームケアも効果的です。たとえおやつにクッキーや飴を少量食べただけでも、残念ながらそれが細菌のエサとなります。

毎回の歯磨きは状況によってすぐにできないという方は、せめて洗口液だけでも、軽くすすぐ程度であれば、日々の習慣として取り入れやすく、おすすめかと思います。

という3つの薬用成分で歯肉を守ってくれます。また希釈の必要が無く、ダイレクトに使用でき、安定した効果効能が望めます。さらにノンアルコール処方でピリピリせずに、スッキリ爽快感があります。

こちらは歯科医院限定の販売となっており、中目黒BIANCA歯科矯正歯科での取り扱いがあります。

使用方法は下記の通りです。

マウスウォッシュの効果的な使い方と使用方法

ポイントをいくつかにわけてご説明します。

①寝る前に使用する

実は、就寝中我々のお口の中の唾液分泌量は低下しているため、それに伴い唾液による抗菌効果も当然低下してしまいます。すると口腔内の細菌の運動が活発になってしまいます。普段のブラッシングに加えて、おやすみ前に殺菌成分配合の洗口液で口腔内を洗いながしておくことで、細菌の増殖を防ぐことができるのです。

②外出先などブラッシングができない環境下で補助としての使用

上記でも記載しましたが、日常においてブラッシングができない、もしくはしづらい環境などあるかとは思います。

しかし、そんな時でもできることはあります。サイズの小さい容器に洗口液をいれておいたり、中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、小さいサイズのものもご用意しております。補助としての使用をまずは始めてみましょう。

③マウスウォッシュの使用頻度

薬剤に関して全般的に言えることですが、洗口液は殺菌効果があります。それは、口腔内にいる害を及ぼす菌だけでなく、口腔内で同様に良い働きをする菌、いわゆる善玉菌まで殺菌してしまう場合があるので過度に使用することは控えた方がよいです。

洗口液の使用は、1日2〜3回の使用を推奨しています。

④ご妊婦さんなどのつわりやご高齢の方で歯ブラシが難しいいうときでも使用可能

状況によっては、歯ブラシをいれること、使用することが難しいときは、歯磨きが不十分になり、口腔衛生が不良になりがちです。

また体調不良などで歯磨きができないなど、少なくとも洗口液でうがいをすることをおすすめします。

注意事項!

ここで注意してほしいことがあります。

それは、歯磨きをせず、洗口液だけに頼るということです。

洗口液は、歯磨きで歯垢(プラーク)をしっかりと機械的に汚れを取り除いた後に使うのが正しい方法です。

歯磨きと一緒に併用することで、殺菌作用や歯石の再付着防止、口臭予防などの効果が期待しますが、洗口液だけでうがいをしても、その効果を最大限に引き出すことは中々難しいです。

洗口液はあくまでご家庭でのホームケアの補助的な役割を果たすものであり、毎日の歯磨きに加えた念押しのケアとして活用することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

洗口液(マウスウォッシュ)や液体歯磨き(デンタルリンス)は、製品によって配合成分やその割合が異なり、薬効成分の種類や香料、アルコールの有無など、さまざまなタイプが市販されています。

自分の目的や好みに合った製品を選び、日々のケアに役立ててほしいものです。

ただし、これだけは注意してください。

洗口液だけで歯垢(プラーク)を完全に除去することはできません!

あくまで補助的なツールとして、毎日の歯磨きの仕上げに使用するのが理想的です。

日常的なオーラルケアで、お口の健康をしっかりと保ちましょう。

監修

院長 宍戸 孝太郎
中目黒BIANCA歯科矯正歯科
院長 宍戸 孝太郎

資格・所属学会

  • 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
  • SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
  • SAC講師
  • club SBC
  • 日本口腔インプラント学会認定医
  • 日本口腔外科学会会員