前歯が折れた！抜歯即時インプラントで機能・審美回復｜中目黒BIANCA歯科矯正歯科｜中目黒駅の歯科・歯医者・矯正なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科

前歯が折れた！抜歯即時インプラントで機能・審美回復

前歯が折れた！抜歯即時インプラントで機能・審美回復

こんにちは。

目黒南口改札より徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。

外はもう一気にさむくなってきましたね。もうダウンもきてもよいかもしれませんね！

今回は前歯の抜歯即時インプラントについて、症例をご報告します。症例ですね。

患者様は、開院から当院に通院してくださっており、現在も定期検診で通院されている方です。

ある日、急に前歯から「バキッ」と音がした後、被せ物がぐらつき、噛むと痛みがあるとのことで急患として来院されました。

急患として来院された当日、まずは揺れを抑えるのと見た目を回復させるためにスーパーボンドを用いて一時的に固定を行いました。

レントゲン検査と視診の結果、歯には縦に破折線が確認され、残念ながら抜歯が避けられない状態であることが判明しました。

日本人が歯を失う原因トップ3

歯を失う主な原因として 歯周病、虫歯、歯の破折 が挙げられます。それぞれの特徴は以下の通りです。

① 歯周病

歯周病は、歯を支える骨や歯肉が炎症を起こし、細菌の毒素によって徐々に骨が溶けてしまう病気です。これにより歯が支えられなくなります。初期段階での治療が重要ですが、放置すると最終的には歯が自然に抜け落ちることもあります。

② 虫歯

虫歯は、歯の表面にある硬いエナメル質から進行し、放置することで内部の柔らかい象牙質に達して進行が加速します。やがて歯の神経にまで達し、歯が崩壊して根だけが残る残根の状態になり、最終的には抜歯が必要となることがあります。

③ 歯の破折

歯の破折は、事故やスポーツでの衝撃などにより歯が折れることで起こります。特に前歯は衝撃を受けやすく、失うリスクが高い部位です。また、過去に神経治療を受けた歯は注意が必要です。治療により歯の内部が削られて薄くなっている部分があり、長期間にわたる使用や強い力がかかると割れる可能性があります。

今回の症例では、神経治療を施された歯であったことに加え、患者様の噛み合わせが強いことが影響し、破折が生じたと考えられます。

インプラントは術前計画が命

私もインプラントは長いこと経験させていただいておりますが、やはり術前にたてた計画が命です。当然その通り行う技術や知識も必要ですが、今はガイドと言って術前のシュミレーションをそのままスムーズに行うことができます。私の場合、即時インプラントはガイドを使用すると万が一ポジションのズレがあると、数度の角度のずれでも結果が大きくかわってしまうので、フリーで行うことが多いです。

今回は診断の結果ルートメンブレンテクニックをしての手術としました。

ルートメンブレンとは、歯の一部を残し、インプラントを埋入します。これを簡単にご説明すると、歯が抜けると基本骨が痩せてしまうのですが、一部を残すことにより、骨の吸収を抑えてあげようよという方法になります。今回はこれを用います。