食育について
こんにちは。
中目黒南口改札より徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。
今回は、口の中の健康を守るお仕事をさせていうただいて、基本的な食事の話。それも正しい知識についてです。
生活を営む上で、食事は非常に重要な要素です。どのように食事を取るかによって、健康にも不健康にもなり得ます。正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるためには「食育」が欠かせません。本日は、その「食育」の重要性や実践方法について詳しくお話ししたいと思います。
食育って一体なんだ?
食育分野の研究を行っている方々のお言葉をお借り致しますが、
食育とは、
「生きるための基盤であり、知育、徳育、体育の根底を成すものとして位置づけられています。また、さまざまな経験を通じて『食』に関する知識や、食を選ぶ力を身につけ、健全な食生活を実践できる人間を育成することを目的としています。」
つまり、
「好きなものを好きなだけ食べることが問題であることを理解し、正しい食生活を身につけるための取り組み」となります。
シンプルですが、とても深い取り組みだと思います。
食育を通して何を教育していのか??
近年、偏った食事や不規則な食事が原因で肥満や生活習慣病が増加しています。また、過度なダイエットによる低栄養の健康問題も懸念されています。正しい食に関する知識を持つことは、健康的な食生活を送る上で重要であり、心と身体の健康を維持するために欠かせません。つまり、「食べる力」=「生きる力」であり、食育はこの生きる力を育むのです。
以下の点は、食育によって得られる重要な要素です:
- 食事の重要性や楽しさを理解する
- 食べ物の選択や食事づくりができる
- 心と身体の健康を維持できる
- 一緒に食べたい人がいる(社会性)
- 日本の食文化を理解し伝えることができる
- 食べ物を作る人への感謝
最近、孤食や朝食を食べないことが問題視されています。共食の良さや毎日の朝食の重要性についてお話ししたいと思います。
では、共に食べると書いて共食とはなんでしょう?
共食とは?
共食とは、字の如く、誰かと一緒に食事を共にするということです。
共食を行うことで以下のメリットを考えます。
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共食と規則正しい生活
共食を行うことで、朝食を抜く人が少なくなる傾向があります。乳幼児も、食事や間食の時間が規則正しくなることが多いです。また、子どもたちは早寝早起きをすることが多く、睡眠時間も長いという報告があります。 -
共食と精神面の健康
共食の回数が多い人は、少ない人に比べてストレスが少ないという研究結果があります。これは大人だけでなく、子どもにも当てはまり、小学生や中学生の多くが朝の疲労感や身体の不調を感じていないとされています。 -
共食と健康な食生活
共食をする人は、ファーストフードやジュースなどの摂取が少なく、野菜や果物など健康的な食品を多く摂取していることが分かっています。一緒に食事をすることで、主食・主菜・副菜をバランスよく、さまざまな食品を楽しむことができると報告されています。
朝食をきちんととる
中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、積極的に早朝の診療を行っています。まだまだ日本ではこの考え方やスタイルが浸透していません。
実際に自分たちも経験して、気持ちが良いこと、健康につながることをわかっています。
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朝食と栄養バランス
朝食を摂ることで、たんぱく質、炭水化物、ビタミンなどの栄養素の摂取量が増加します。また、栄養素だけでなく、さまざまな食品の摂取量も自然と増えることが期待されます。 -
朝食と生活リズム
毎日朝食を食べる人は、早寝早起きの傾向が強く、睡眠の質も良好であると報告されています。また、不眠傾向の人が少ないことも示されています。 -
朝食と心の健康
毎日朝食を摂っている人は、ストレスをあまり感じない傾向にあります。さらに、イライラすることも少ないとのことです。また、友人や家族に対して「大切な人」「一緒にいて楽しい」といった肯定的な気持ちを持つ人が多いという報告もあります。 -
朝食と学力・体力
朝食を摂ることが、学力や体力測定の結果にも良い影響を与えることが報告されていますまとめ
今回ご紹介した内容は、食育分野で研究を行っている方々の発表した論文をもとにした一部です。正しい食生活に注意を払うことで、これほど多くのメリットを得られることがわかります。
また歯科だけに関わらず、お口、食事、健康についてのコラムも記載していきますね
中目黒駅徒歩1分の歯科・歯医者 『中目黒BIANCA歯科矯正歯科』
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【アクセス】
中目黒駅より徒歩1分
監修
院長 宍戸 孝太郎
資格・所属学会
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
- SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
- SAC講師
- club SBC
- 日本口腔インプラント学会認定医
- 日本口腔外科学会会員