歯って抜いたものでもまた使えるの！？｜中目黒BIANCA歯科矯正歯科｜中目黒駅の歯科・歯医者・矯正なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科

移植について

移植について

中目黒徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。

今回は移植や再植について記事を書いていきます。

一体なんのこと？お口の中で移植って？と思われることが多いと思うのですが、大事な治療法の一つです。

また治療している医院もあれば、ない医院もあるかもしれません。

中目黒BIANCA歯科矯正歯科では、最大限天然歯にこだわっております。

今回は、歯を失ってしまって今後に悩んでいる、インプラントの方がいいのか、なるべく残っている歯は削りたくないな、そんな方にとって治療のオプションの一つとして、参考にしていただけますと幸いです。

歯牙移植とは？

歯の移植は、保存不可の歯を取り除き、その代わりに自身の他の歯を移植するプロセスです。通常、歯の移植は、歯を抜いた後、移植先の歯床や顎の骨に適合するように移植するために、外科的な処置が必要です。移植にはドナーの歯として親知らずを使うことが多いです。当院では、アドバンスとして他の手段をつかうこともあります。

手術後は、適切なケアと回復期間が必要になります。移植された歯が顎の骨と統合し、機能的に使えるようになるまで目安として3ヶ月程の時間を要します。　歯の移植は、歯列を修復し、噛む力を回復させるために行われる場合がありますが、手術の成功率は、きちんと適切な処置を行えば、保存の可能性の高い手術です。

ですが欠損の状況や移植する歯、お口の中の衛生状況、また全身状態として、その方のご年齢や全身疾患の状況によって異なります。

どんな手順？

ここでは手術の流れを説明していきます。

欠損している部分に自身の歯を移植するのか、保存不可となった歯に自身の歯をその日に移植するかにもよりますが、おおまかには変わりません。

まずは、レントゲン写真で状態を確認します。CT写真できちんと状態を把握することがより良いです。

◻︎既に歯がなくなっている場合

まず、なくなっている部分に対し移植予定のホールを作ります。これはインプラントに使用する際のドリルなどをもちいる場合が多いです。

次にドナー歯となる歯を抜歯し、直接移植します。

最後に縫合ないし、前後の歯を接着材で固定して終了となります。

約1〜2週間後に、糸抜きを行い、そこから移植歯の根の治療をします。

問題ないか、仮歯を作成し、一定期間経過を見た後に型取りをして最終的な被せ物をしていきます。期間は約3ヶ月程が多いです。

◻︎歯を抜いた同日に移植歯を移植する場合

基本は上記とほとんどかわりません。

状況によって術式は選択されますので、きちんと歯科医師と話しあい、方針を決めることが重要です。

メリット・デメリットは？

まずメリットについてお伝えします。

なんといってもご自身の歯が使えるということです。異物ではなく、自身のものなのでしっかりと歯根膜（歯を覆っている膜）もあり、今まで通りの歯として使うことが可能です。今までは親知らずなど抜歯したら捨ててしまうか、記念としてお持ち帰りしていただくことでしたが、もう一度自分の歯で噛めるようになるというのは最大のメリットです。

デメリットについては、

ご自身の歯を使うのですが、神経の処置をした上で使用するので、インプラントや他の天然歯の寿命と比較して短いということ。歯をすでに失っている部分に移植する際に骨にホールを開けますが、術後に腫れがでることが多いです。