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顎が痛い!口が開かない!なんか音がする!|中目黒BIANCA歯科矯正歯科|中目黒駅の歯科・歯医者・矯正なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科

顎が痛い!口が開かない!なんか音がする!

こんにちは。

中目黒南口改札より徒歩1分の歯医者・歯科「中目黒BIANCA歯科矯正歯科」院長の宍戸です。

衆院選の結果が出ましたね。なんと、自公が過半数割れとなりました。与党への逆風は予想以上だったようです。

さて、今回は顎関節についてのお話です。

顎がなんだか痛い、朝起きると口が開きづらい、なんだか口を開くとかくかくしたり、ポキっと音がなったりする、こんな経験がおありの方はいますか?

以前のブログでもお伝えしましたが、それは顎関節症かもしれません。

まず顎関節とは

顎関節は、下顎の骨(下顎頭)と側頭骨の窪み(下顎窩)、そしてその前にある関節結節から成り立っています。これらの骨の間には、関節円板と呼ばれるクッションがあり、顎の開け閉めをスムーズにする役割を果たします。また、滑液という潤滑剤が存在し、動きを滑らかにしています。

これが「顎関節」です。

顎関節症とは

以前にもコラムを記載しておりますので、そちらもよければ参考になさってください。

下顎の骨には、口を開け閉めするための筋肉がついており、この筋肉の働きと顎関節のスムーズな動きによって、私たちは口の開閉ができています。そして唯一両方の関節が同時に動く関節です。しかし、何らかの原因で顎関節やその周辺に炎症が起きると、口の動きが悪くなったり、痛みを感じるようになります。この症状がいわゆる「顎関節症」です。

顎関節症は、じつは生涯のうち約二人に一人が経験するとされるほど一般的な疾患です。さらに、男性よりも女性のほうが発症しやすく、その割合は男性の2~8倍とも言われています。

どんな症状がでる?

顎関節症は、人によって症状がさまざまとなります。

例えば

  • 口を大きく開けると耳の前あたりで音がする
    「カクン」や「ジャリジャリ」といった音がすることがあります。

  • 顎関節の痛み
    特に口を開ける際に痛みを感じ、左右両方の顎に痛みが出ることもあります。

  • 口が大きく開けられない
    人差し指、中指、薬指の3本の指が縦に入らない場合、「口が大きく開けられない」と判断します。

  • 肩や首、腕の痛み、腰痛、指のしびれ、片頭痛などの症状が全身に広がることもあります。

これらの症状のうち1つでも見られ、かつ他に原因となる病気がない場合は「顎関節症」と診断されます。

また、人口の20%以上の人が顎関節の音を感じているともいわれています。これは、首や肩のこりで動かしたときに音が鳴るのと似た状態です。特に顎関節は耳のすぐ近くにあるため、音が気になりやすいといえます。

では、なぜなるの?原因は?

顎関節症は、「顎関節や筋肉に負担がかかるさまざまな要因が重なり、その人の耐久力を超えると症状が現れる」とされています。例えるなら、コップに水を注ぎつづけるといつかこぼれてしまう。そういうイメージです。各要因自体のリスクは大きくなくても、いくつかが重なることで発症の原因となることがあります。

  • 歯ぎしり

  • 食いしばり

  • 上下歯列接触癖(TCHともよばれます)
    食事や会話以外の場面で上下の歯が接触している状態や癖のこと。

  • 噛み合わせ不良
    歯の欠損や歯並びの状態により、左右の噛むバランスが悪く、顎に負担がかかる場合があります。

  • 構造上の問題
    もともと顎関節自体が弱い場合など。

  • 顎の筋肉の緊張

  • 外傷
    転倒などによる打撲など。

  • 日常生活の習慣や癖
    頬づえや片側で噛む癖、うつぶせ寝の習慣など。

  • ストレス
    ストレスにより歯ぎしりや食いしばりが増えたり、筋肉が緊張することで顎関節への負担が増すことがあります。

治療法は?どうやって治るの?

症状によっても対応法は異なります。正確なものは担当の歯医者さんに必ず相談してください。

①ナイトガード

就寝時に上の歯にはめるプラスチック製のマウスピースで、夜間の無意識な歯ぎしりによる歯や顎関節への負担を軽減します。

②筋肉のマッサージ

  • 咬筋(頬の出っ張りから下顎のエラに向かう筋肉)

    1. 頬骨の出っ張り(耳の前から鼻にかけて)に指3本を置く。
    2. 円を描くように軽く押しながら、指を下顎のエラの方へ移動させる。
    3. 軽い痛みやコリを感じる部位を見つけたら、円を描くように優しくマッサージする。
  • 側頭筋(耳の上から側頭部に広がる筋肉)

    1. 耳の上に人差し指から小指の4本をあてる。
    2. 軽く押し当てながら円を描くように、頭頂部に向けて指を動かす。
    3. 軽い痛みやコリのある箇所を見つけたら、同様に円を描きながら優しくマッサージする。

お風呂上がりなど、体が温まっているときに行うと効果が高まります。

③癖の改善

上下の歯を無意識に接触させる癖(TCH)や日中の食いしばり、頬杖などの原因となる習慣を改善しましょう。癖をすぐにやめるのが難しい場合は、ポストイットなどを目につく場所(パソコンや机など)に貼り、メモを見るたびに自分の顎や歯の状態を確認すると効果的です。気づいたら、すぐにやめるように意識することが第一歩です。

④開口訓練

口を大きく開ける練習です。関節の可動域を広げ、動きを滑らかにします。痛みがあるときは無理のない範囲で行い、ストレッチ効果を得ましょう。

  1. 上下の歯を触れさせないように、できるだけ速く口を開閉させる運動を10秒間行う。
  2. 親指を上の前歯に、反対の手の親指を下の前歯に当て、ゆっくり口を広げる(痛みの出ない範囲で広げる)。最大限開けた状態で5秒キープ。
  3. 手を離して1を再度行う。
  4. 1〜3を1セットとして、1日3〜5回行います。

⑤投薬

もしどうしても痛みが強く、口が開けられない場合には、痛み止めを服用することもあります。鎮痛剤には炎症を抑える効果があり、顎関節周辺の炎症を和らげます。ですが根本の解決にはなりません。

噛み合わせ治療・顎関節治療なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科へ

いかがでしたでしょうか?今回は顎関節症を簡単にご説明いたしました。

中目黒BIANCA歯科矯正歯科の院長宍戸は口腔外科領域の治療を得意としております。

噛み合わせや顎関節症でお悩みの方は、中目黒BIANCA歯科矯正歯科にてご相談・ご来院をお待ちしております。

中目黒駅徒歩1分の歯科・歯医者 『中目黒BIANCA歯科矯正歯科』

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中目黒駅より徒歩1分

 

監修

院長 宍戸 孝太郎
中目黒BIANCA歯科矯正歯科
院長 宍戸 孝太郎

資格・所属学会

  • 厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
  • SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
  • SAC講師
  • club SBC
  • 日本口腔インプラント学会認定医
  • 日本口腔外科学会会員