PMTCってなんだろう？｜中目黒BIANCA歯科矯正歯科｜中目黒駅の歯科・歯医者・矯正なら中目黒BIANCA歯科矯正歯科

PMTCについて

PMTCについて

毎日歯磨きをしているのに、なぜ虫歯になるんだろう？
どうして歯周病になるんだろう？

こんな風に思ったことはありませんか？

そのお役立てる治療があります。それがPMTCです。

みなさんはこの言葉は聞いたことはありますでしょうか？歯科医院で受ける治療の言葉です。

なかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、予防歯科においてとても重要なkeywordとなっております。

それはどんなことをするのだろう？効果はあるの？という疑問を持たれている方に向けて

今回のコラムではご説明させていただきます。

PMTCとは？

PMTCとは

Ｐ・・・プロフェッショナル(専門家による)

Ｍ・・・メカニカル(機械的な)

Ｔ・・・トゥース（歯の）

Ｃ・・・クリーニング（清掃）
の略です。

つまり、歯のプロが専門の機械を使って行う本格的な歯周環境整える治療です。

歯のプロである歯科衛生士や歯科医師が、高度なスキルで歯に付いた汚れを完全に落として、キレイにします。

具体的には、専用のゴムでできたチップや回転ブラシを使って

・歯と歯のあいだ
・歯ぐきと歯の境目
・歯のこまかい溝
にこびり付いた汚れを、徹底的に落とします。

PMTCの効果とは？

では、実際そのＰＭＴＣの効果というのは、どのようなものがあるのでしょうか？以下で説明していきます。

◻︎歯質が丈夫になる

研磨には歯と同じ成分を配合したペーストを使用し、歯の凸凹を埋め、ステイン（汚れ）をつきにくくし、再石灰化を促します。

中目黒BIANCA歯科矯正歯科ではBプラスという歯磨剤をおすすめしています。

仕上げにはフッ素塗布を行いますので、歯のエナメル質が強化されて、歯が丈夫になります。

◻︎むし歯を予防できる

クリーニングにより、むし歯の原因となる歯垢（プラーク）や歯石、バイオフィルムを除去します。

このバイオフィルムを機械的に取り除くことが重要です。

歯の表面を磨くことでプラークがつきにくくなり、フッ化物が浸透しやすくします。

◻︎歯周病・歯肉炎を改善、予防することができる

歯の表面だけでなく、歯周ポケットの中まで歯垢（プラーク）を除去しますので、歯肉の症状も改善されます。

また、PMTCを繰り返すことで歯肉が引き締まってくるので、歯周病や歯肉炎の予防にもつながります。以前書いた歯周病についてもご参照ください。

◻︎歯の審美性を向上

歯の表面についた茶しぶやタバコのヤニ、食物による着色を取り除きますので、本来の自然な歯の白さを取り戻すことができます。

また定期的に歯の表面を磨くことで、汚れ自体がつきにくくなります。

PMTCの手順

それでは、治療の流れをご説明いたします。

①歯と歯肉の状態のチェック
毎日の歯磨きでブラッシングができていない箇所をチェックし、お口の状態のチェックを行います。

②歯石除去
歯石が溜まっている場合は、スケーラーと呼ばれる超音波を使って歯石を砕き、丁寧に除去します。

これをスケーリングといいます。

③歯の着色落とし
エアフローや研磨ブラシを使って、歯の着色を落とします。

エアフローに関してはまた別でコラムを書かせてもらいます。

④歯の清掃
歯の表面・歯間・歯のつけ根の部分をブラシコーンやラバーカップなどを用いてクリーニング用の研磨ペーストで磨き、歯の清掃を行います。

⑤お口の洗浄
患者様ごとの口腔内に合わせて、歯肉の腫れを抑える成分を含んだ液を用いて、歯間ブラシ・デンタルフロス・スーパーフロスで、歯と歯の間や磨きにくい部位の汚れを除去します。

⑥フッ素塗布
むし歯を予防し、歯質強化のためフッ素を塗ります。

PMTCを受ける頻度

歯の汚れのつきやすさは口腔内によって異なるため、PMTCを受ける頻度も人によって異なります。
一般的な頻度は3か月に1回程度をお勧めしています。
日々の歯磨きではキレイに汚れを落としきれていない方や、歯周ポケットが深かったりする方、歯並びが悪かったり喫煙習慣のある方は1～2か月に1度の受診が望ましいです。